床ずれ

床ずれは長時間寝て過ごすと どうしても出来てしまいがちです。

なるべく柔らかいベッド(寝床)にしてあげたり..などの予防をしたり、飼い主さまが

わんちゃんの身体の位置を変えてあげたり..と色々手は尽くされるかと思います。

それでもやはり症状が出てしまうことが多々あります。

 

寝床とわんちゃんの皮膚の接触している部分に身体の重みがかかってしまい圧迫や摩擦でおきます。皮膚の一部が壊死した状態で血液循環が悪くなることが原因の一つです。

また寝たきりになってしまうと食事が思うように出来なくなる場合もあり、栄養状態の低下からの影響もあります。

重度になると、感染症の予防対策も必要で消毒や抗生物質などの手当も重要です。

☆床ずれレシピ☆

 

◇軽度...被毛が薄くなったり、切れたりして赤みを帯びてきます。

 

◉中度...その部分の皮膚が薄くなってきて水ぶくれが出来てきます。   

      赤みを帯びていた皮膚が薄ピンク〜白っぽくなってきます。

 

■重度...水ぶくれになった部分が破れ、その部分から液体のようなものがでてきます。      (この液体はケガを直そうとする液体だそうです)        

その後床ずれした皮膚が壊死してしまい、ひどくなると骨が見えるほどになってしまう場合もあります。

軽度、中度、重度の中にもまた度合いはありますが、大きくわけるとこんな感じです。 

 

ここでは軽度の初期症状でのケアを紹介します。 

初期症状では、それ以上進まない様に抗炎症、鎮静作用のある精油を使用します。

  ☆ラベンダークリーム☆

  *親水軟膏  *ラベンダーアングスティフォリア

基本はたったこれだけあれば大丈夫です(^^)

ただ、今後詳しく順々にご説明していきますが、メディカルとして使える精油を使う...ということが前提です。

 上記のレシピにクリームを固めにしたい場合にはラノリンを、柔らかめにしたい場合いはグリセリンを入れます。

あまり柔らかくしすぎてしまうとせっかくつけても取れやすくなってしまいますので、少し固めがいいかもしれませんが、あまり固めにすると塗布する場合に皮膚や、被毛に負担がかかってしまいますので、細かい話になりますが、それぞれのわんちゃんの状態をみて作るのがベストだと思います。

もちろん何も入れず親水軟膏だけでも十分です。

 

精油の適量についてですが、 親水軟膏10gに精油を2~3滴です。

メディカルアロマの良いところは全てのケア商品はその子に合わせた精油をプラスしたり、使用する量も調整できるところです。

 

私がまず使う場合には親水軟膏10gに2滴精油を入れて使います。

様子を見ながらもう一滴足したりもします。

その後良い方向に症状が向けば、皮膚細胞活性化を少しした方が良い場合にはローズウッドの精油を1滴足して使用します。

あと抗菌作用が必要であればパルマローザを足します。...という具合に基本レシピはありますが、わんちゃんに合わせてのレシピを作ります。

 

ただ、わんちゃんによってまれに精油にアレルギー反応が出る場合もありますので心配であればパッチテストをお勧めしています。

ラベンダーアングスティフォリアの精油にはほとんど刺激成分は含まれていませんので比較的どのわんちゃんにもお使いいただけるかと思いますが、100%大丈夫...とはやはり言えないのです...(> <)

ラベンダークリーム
ラベンダークリーム

メディカルアロマとして使用する精油について

メディカルアロマに使う精油はなんでも良いのでしょうか...

というご質問もいただきます。

 

今ではアロマというと特別なものではなく、柔軟剤や芳香剤などにも使われており普通に生活の中にありますね。

精油の値段もピンからキリまであります。

値段が高ければ良い!...というものでもないのですが、メディカルアロマとして使用する場合には経口としても使いますのでやはり安全なものが安心です。

大切なわんちゃんに使用するのですからね(^^)

 

では安心できる精油とは?

 

○日本の厚生労働省指定期間による分析表が精油ごとにきちんとついているか。

○農薬、防腐剤などのチェックがきちんとされているか。

○学名、ロット番号、保証期間の記載があるか。

などです。

 

厚生労働省指定期間による分析表がついていれば、これらは確認することができます。

 

私がここで紹介するケア用品で使用している精油は

プラナロム社のケモタイプのものです。

もしご自身でケア商品をお作りになられる場合には必ずきちんと成分分析表がついているか、

また分析表の中身もチェックしてくださいね。

 

商品に成分分析表がついてない場合、お店によっては成分分析表を取り寄せてもらえる場合もありますが、私の経験上あまり良い顔はされなかった記憶が...(苦笑)

 

私達がマッサージや癒し目的で使用するにはそこまできちんとしたものを選ぶ必要はないかも知れません。

しかしわんちゃんに使用する場合には農薬や、防腐剤、、など含まれていたとしたらとても怖いですし、私達人間より身体が小さい分影響も大きいかと思います。

 

私はメディカルアロマを知って最初に驚いたことは、経口でのケア!!ということでした。

つまり精油を飲む!というコトです。

最初は正直半信半疑な部分もありました(笑)

 

まず愛犬に飲ます前に私自身が飲んでみました。

飲んだ途端苦しむのではないか...などと今考えると馬鹿みたいなことを思ったりもしましたが、苦しむことはありませんでした。(当たり前ですが!)

(ちょっと疑ってた私ですが今では無くてはならないものになってます、疑ってすみません!!)

冗談はさておき、そうです、経口としてわんちゃんに使う場合はやはりしつこいですが農薬や、防腐剤などのチェックはしていただきたいです。。

 

 

 

 

 

 

 

わんこの認知症

◇ 認知症に効果的なアロマ◇

 

認知症はどの犬種のわんちゃんにも出てくる可能性はありますが、
今のところ比較的日本犬に多く発症するとのデーターがあります。
なぜ日本犬に多いのか?
はっきりとした原因はまだ解明されていませんが、
原因の一つの可能性としてフードが関係しているのではないか…という見方もあります。

そもそも昔わんちゃんは人間の食べ物の残りなどを食べていました。
今と違い昔の食事といえば、ご飯、みそ汁、お魚、、、といわゆる日本食といわれている内容でした。
ですのでわんちゃんもこういったご飯を良く食べていたと思います。

 

犬の認知症のメカニズムには、
○ 脳細胞へのω(オメガ)3、ω(オメガ)6の供給不足
○ 血液のうっ血う帯
○ 脳細胞の感受性の低下
などがあります。

 

このうちの「ω(オメガ)3の供給不足」が現在のわんちゃん、
特に日本犬には足りていないのではないかとも考えられています。

オメガ3は青魚に含まれています。

その他には、えごま油、しそ油、亜麻仁油、くるみ...などからも摂取できます。

最近のドッグフードなんかには亜麻仁油を入れたものも随分と増えてきましたね。 

 

が、正直まだまだ解明されていない部分がたくさんありますけど。

 

しかし、お魚メインの食事に切り替えた、また魚のオイルをサプリメントとして

与えてたら良くなってきた。。という意見も聞いています。

なので個人差はもちろんあるのでしょうが、試してみるのもいいかと思います。

 

あと、メディカルアロマには認知症の軽減に役にたつものがありますし、

ご自身でも作ることができます。 

 

オリーブオイル、月見草オイルなどに精油を混ぜてカプセルに入れて飲ませます。

 

詳細は近いうちに!